工場は24時間稼働していることが多いため、伴って働く人も24時間体制となり、交代制が取り入れられています。
工場にとっては必要不可欠なシステムなのですが、働く人の実情はどうなのでしょうか?
気になるアレコレ、きちんと解決してから、工場勤務をするか・しないか、決めましょう。
夜勤ってツライ?
「慣れるまでは、ツライ。」
これは、多くの夜勤経験者が口を揃えて言うことです。
ツライ理由には”眠気”もありますが、一番大きいのは”体内時計”が狂ってしまうこと。
人間の体には体内時計があり、不規則な生活をすることで狂いが生じます。そしてその狂いが、身体的・精神的に大きなダメージを与えてしまうのです。
とはいえ、夜勤をしている人でも、元気で健康的な人はたくさんいます。
”ツライと感じる人”と”大丈夫な人”、その違いはどこにあるのでしょうか。
理由のひとつとして考えられることは、”体内時計を狂わせない生活をしている”から。
例えば、
・昼であっても、寝る時には部屋を夜のように暗くする。
・夜であっても、夜勤で起きる時には照明をつけ、部屋をきちんと明るくする。
・3食をしっかり食べる。
などを心がければ、体内時計は狂いにくくなります。
このように、自分自身で体内時計を整える努力をされたり、元々夜型の生活が得意な方であれば、比較的、夜勤と上手に付き合えると考えられます。
夜勤は確実に稼げるの?
夜勤従事者には、”深夜勤務手当”を支払わなければいけません。これは、労働基準法で定められており、どこへ勤務されても夜勤である限り貰えるお金です。そしてその金額は、時間当たり賃金の25%。結構高いですよね。
さらに福利厚生として、交代勤務手当を支給している会社もあります。
こちらは確実なお金ではありませんが、採用している会社は結構多くあります。
そのため、夜勤のお仕事は必然的に給料が高くなるのです。
夜勤のあるお仕事は、工場勤務だけに限りません。例えば、介護の現場も、同様に夜勤のあるお仕事です。
ただし比較をしてみると、実情は大きく異なります。
介護は業界全体の給与体系が低いため、夜勤込みであっても手取り額は低くなってしまいます。
”夜勤”というくくりで見るのであれば、工場勤務は働きやすいのかもしれません。